美楽 2023年12月号『神保町の風土病(1)』
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回12月号は37頁に掲載!
掲載が少し上がり 嬉しい飯塚です。
さて、本題!
今回12月号は『神保町の風土病(1)』
古本の街というよりカレーの街として有名になってしまった神田神保町。
神保町の交差点から7軒目にある飯塚歯科は今年で34年目。
ここにかよってくる患者さんは昔良い子で今も良い子。
1日3回歯ブラシをして、
フロスもして、
しなくて良いマウスウォッシュもして、
お口の健康にはとても気を遣っています。
3カ月に1度のメインテナンスにも必ず来てくれます。
その良い子たちは、
歯のない子もいないし
虫歯になる子もほとんどいない。
でもお口の中はとてもかわいそう。
小さい頃から一生懸命歯をゴシゴシみがきなさいと親にしつけられ、
大人になってもその通りに磨いているのにステインも歯石もついてくる。
なぜでしょう?
一生懸命歯をゴシゴシ磨きなさいというしつけは間違いだからです。
実は、歯ブラシのナイロンはとても硬く、
それでゴシゴシ磨くと歯の表面のエナメル質が傷つきます。
その中にステインが入り、
色がつくと良い子たちは「これは歯ブラシが足らないからだ!」と
さらに一生懸命磨き、傷を深くしていきます。
その傷を足場に歯石もついてきます。
歯石がついて歯の裏側がザラザラだとびっくりしてさらにゴシゴシ磨き、
今度は歯茎が削れてエナメル質の下の硬い結晶構造でツルツルしていますが、
象牙質はスポンジのように穴が空いていてザラザラしているのでとても気になり、
なおゴシゴシ磨いていきます。
象牙質の硬さはエナメル質の7分の1。
同じように磨けば7倍のスピードで削れていきます。
象牙質には神経が出ているので口をゆすぐとキーンと凍みます。
「あっ!虫歯かも!!」とさらにゴシゴシ磨きます。
良い子たちの共通行動です。
ではどうしましょう?
「歯ブラシは硬くても柔らかくても、磨く力は強くても弱くても、汚れの落ち方は同じ」
というエビデンスは1965年に確認されています。
人生50年時代はどんな歯ブラシでどんな磨き方をしても まあ大丈夫でしたが、
人生100年時代になってくるとできるだけ柔らかい歯ブラシで、
できるだけ優しく磨く必要が出てきます。
「えっ!こんなに柔らかくて大丈夫なの?」
という歯ブラシで磨いても汚れは十分取れます。
優しく磨いていくとエナメル質についた傷の中に
唾液のCa(カルシウム)が沈着して再石灰がおこってきます。
傷が少しずつ滑らかな面になって
ステインも歯石もつきにくくなっていきます。
露出していた神経もCaで塞がれて凍みなくなってきます。
もう少し我慢して優しく柔らかい歯ブラシで磨いていると
さらに表面の傷がCaで修復されツヤツヤの光沢あるエナメル質が戻ってきます。
人生100年時代。
昔良い子だった皆さん、
柔らかい歯ブラシで優しく自分の歯を守ってあげませんか?
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回12月号は37頁に掲載!
掲載が少し上がり 嬉しい飯塚です
さて、本題!
今回12月号は『神保町の風土病(1)』
古本の街というよりカレーの街として
有名になってしまった神田神保町。
神保町の交差点から
7軒目にある飯塚歯科は今年で34年目。
ここにかよってくる患者さんは
昔良い子で今も良い子。
1日3回歯ブラシをして
フロスもして、
しなくて良いマウスウォッシュもして
お口の健康にはとても気を遣っています。
3カ月に1度のメインテナンスにも
必ず来てくれます。
その良い子たちは、
歯のない子もいないし
虫歯になる子もほとんどいない。
でもお口の中はとてもかわいそう。
小さい頃から一生懸命歯を
ゴシゴシみがきなさいと親にしつけられ、
大人になってもその通りに磨いているのに
ステインも歯石もついてくる。
なぜでしょう?
一生懸命歯をゴシゴシ磨きなさい
というしつけは間違いだからです。
実は、歯ブラシのナイロンはとても硬く、
それでゴシゴシ磨くと
歯の表面のエナメル質が傷つきます。
その中にステインが入り、
色がつくと良い子たちは
「これは歯ブラシが足らないからだ!」と
さらに一生懸命磨き、傷を深くしていきます。
その傷を足場に歯石もついてきます。
歯石がついて歯の裏側がザラザラだと
びっくりしてさらにゴシゴシ磨き、
今度は歯茎が削れてエナメル質の下の
硬い結晶構造でツルツルしていますが、
象牙質はスポンジのように穴が空いていて
ザラザラしているのでとても気になり、
なおゴシゴシ磨いていきます。
象牙質の硬さはエナメル質の7分の1。
同じように磨けば
7倍のスピードで削れていきます。
象牙質には神経が出ているので
口をゆすぐとキーンと凍みます。
「あっ!虫歯かも!!」と
さらにゴシゴシ磨きます。
良い子たちの共通行動です。
ではどうしましょう?
「歯ブラシは硬くても柔らかくても、
磨く力は強くても弱くても、
汚れの落ち方は同じ」
というエビデンスは
1965年に確認されています。
人生50年時代はどんな歯ブラシで
どんな磨き方をしても まあ大丈夫でしたが、
人生100年時代になってくると
できるだけ柔らかい歯ブラシで、
できるだけ優しく磨く必要が出てきます。
「えっ!こんなに柔らかくて大丈夫なの?」
という歯ブラシで磨いても
汚れは十分取れます。
優しく磨いていくとエナメル質に
ついた傷の中に
唾液のCa(カルシウム)が沈着して
再石灰がおこってきます。
傷が少しずつ滑らかな面になって
ステインも歯石もつきにくくなっていきます。
露出していた神経もCaで塞がれて
凍みなくなってきます。
もう少し我慢して優しく柔らかい
歯ブラシで磨いていると
さらに表面の傷がCaで修復され
ツヤツヤの光沢ある
エナメル質が戻ってきます。
人生100年時代。
昔良い子だった皆さん、
柔らかい歯ブラシで
優しく自分の歯を守ってあげませんか?
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
神保町の風土病。
次号2024年1月号も続く。
ぜひ読んでくださいね!!!
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
神保町の風土病。
次号2024年1月号も続く。
ぜひ読んでくださいね!!!
美楽 2023年11月号『ゲノム実験』
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回11月号、41頁に掲載!
掲載が下がりました…
ちょっと複雑な飯塚です。
さて、本題!
今回11月号は『ゲノム実験』
歯周病はどこまで防げるのでしょうか?
最近注目を集めているのがゲノム実験です。
生き物を構成するのは細胞
人の体は約60兆個の細胞によってできています。
その1個1個の細胞の中には
染色体
リボソーム
細胞核 などが入っています。
その中の遺伝子情報を伝える染色体を研究することによって
生物がどのような進化をしてきたとか
どの生き物とどの生き物が親戚関係にあったかとかが分かります。
歯周病について この染色体を調べることによって
非常に面白いデータがでてきました。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回11月号、41頁に掲載!
掲載が下がりました…
ちょっと複雑な飯塚です。
さて、本題!
今回11月号は『ゲノム実験』
歯周病はどこまで防げるのでしょうか?
最近注目を集めているのがゲノム実験です。
生き物を構成するのは細胞
人の体は約60兆個の
細胞によってできています。
その1個1個の細胞の中には
染色体
リボソーム
細胞核 などが入っています。
その中の遺伝子情報を伝える
染色体を研究することによって
生物がどのような進化をしてきたとか
どの生き物とどの生き物が
親戚関係にあったかとかが分かります。
歯周病について
この染色体を調べることによって
非常に面白いデータがでてきました。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
10人いたとすると
1人は何もしなくても一生歯周病にならず
自分の歯で噛める人
8人は本人が気をつけて努力して
歯医者がサポートしてあげれば
一生自分の歯で食べられる人
残りの1人は
本人がどんなに気をつけて努力しても
歯医者が何をしても歯がなくなってしまう人
世界中どこでやっても同じ結果が出ました。
そうです、9割の人が頑張れば一生自分の歯で食べられるのです。
では実際はどうでしょうか?
日本歯科医師会では8020運動といって
80歳で20本歯を残そうという運動があります。
20本歯が残っていれば支障なく食事ができますね。
しかし日本で80歳時に残って歯の平均本数は12本です。
これでは入れ歯のお世話になるか
インプラントを考えなくてはなりません。
なぜこうなってしまうのでしょうか?
歯が痛くても歯医者に行かない人はごく僅かとなりました。
しかし、痛くないと歯医者に行かない人がほとんどですし
痛いのが治ると歯医者には行かなくなってしまいます。
日本人の90%以上が多かれ少なかれ歯周病に罹っています。
しかし実際に歯医者にかかっている人は3%しかいないのです。
この87%の日本人が痛くなくても
歯周病予防のために
ただ歯を磨いてもらうためだけに歯医者に行ったらどうなるでしょうか?
スウェーデンでは1984年から15年間計画で
全国民に対して、
3日から3ヶ月の単位で歯医者に行って歯を磨いて貰うことを義務付けました。
3日から3ヶ月の期間は
その人の状態の悪さによって決めてられます。
1999年にこの計画は終了しましたが
結果はどうだったでしょうか?
80歳で25本の歯が残るようになり
虫歯率は1/16
医療費は1/8に減っていました。
自分で毎日磨くのは当然ですが
それでも磨ききれない所を歯医者に行ってプロに磨いてもらう
それを継続するだけで、歯を失うリスクは激減し
体自身も健康になります。
痛いところがないからこそ、
きちんと歯を磨いてもらいに歯医者に行きませんか?
次号12月号も読んでくださいね!!!
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
10人いたとすると
1人は何もしなくても一生歯周病にならず
自分の歯で噛める人
8人は本人が気をつけて努力して
歯医者がサポートしてあげれば
一生自分の歯で食べられる人
残りの1人は
本人がどんなに気をつけて努力しても
歯医者が何をしても歯がなくなってしまう人
世界中どこでやっても同じ結果が出ました。
そうです、9割の人が頑張れば
一生自分の歯で食べられるのです。
では実際はどうでしょうか?
日本歯科医師会では8020運動といって
80歳で20本歯を残そうという
運動があります。
20本歯が残っていれば
支障なく食事ができますね。
しかし日本で80歳時に残っている
歯の平均本数は12本です。
これでは入れ歯のお世話になるか
インプラントを考えなくてはなりません。
なぜこうなってしまうのでしょうか?
歯が痛くても歯医者に行かない人は
ごく僅かとなりました。
しかし、痛くないと歯医者に行かない人が
ほとんどですし
痛いのが治ると歯医者には
行かなくなってしまいます。
日本人の90%以上が多かれ少なかれ
歯周病に罹っています。
しかし実際に歯医者にかかっている人は
3%しかいないのです。
この87%の日本人が痛くなくても
歯周病予防のために
ただ歯を磨いてもらうためだけに
歯医者に行ったらどうなるでしょうか?
スウェーデンでは1984年から15年間計画で
全国民に対して、
3日から3ヶ月の単位で歯医者に行って
歯を磨いて貰うことを義務付けました。
3日から3ヶ月の期間は
その人の状態の悪さによって決めてられます。
1999年にこの計画は終了しましたが
結果はどうだったでしょうか?
80歳で25本の歯が残るようになり
虫歯率は1/16
医療費は1/8に減っていました。
自分で毎日磨くのは当然ですが
それでも磨ききれない所を
歯医者に行ってプロに磨いてもらう
それを継続するだけで、
歯を失うリスクは激減し
体自身も健康になります。
痛いところがないからこそ、
きちんと歯を磨いてもらいに
歯医者に行きませんか?
次号12月号も読んでくださいね!!!
美楽 2023年10月号『お口の中の感染症』〜根幹治療について(2)
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回10月号、35頁に掲載!
載35ページが定着したようで嬉しい飯塚です
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
今回10月号は『根幹治療について(2)』
先月9月号で、虫歯を放置し続けて歯の中で歯髄が細菌感染して死んでしまうと腐って膿を出し始めます。
では、その後はどういう過程を辿るのでしょうか?
膿は歯の上の方がふさがれているため、
根の先端から骨の中 に流れ出し、脇の袋を作ります。
当然、骨の中にの袋があるわけですから、
血管中にも細菌は流れ出し、身体全身に散っていきます。
菌血症という状態です。
普通の免疫力があれば抑止できますが、
免疫力が弱った状態で菌血症 が起こると、
・感染性心内膜炎
・ 細菌性 骨髄炎
・敗血症
・壊死性筋膜炎
など、重篤な症状が発生してきます。
私の叔父もこの感染性心内膜炎で長い闘病の末に亡くなりました。
それでは、この膿の袋をなくすにはどうしたら良いでしょうか?
簡単に言えば、感染しているところを取って消してふたをすれば良いのです。
ですが歯は前歯と奥歯で形が違い、
上の歯と下の歯でも形が違い、
神経の管の本 数も大きく違います。
この一つ一つの 神経の管を細いヤスリで
少しずつ太くしながら広げていき
感染している部分を取っていきます。
曲がりくねった神経の管を少しずつ直線に近づけていき、
きちっと先端までお薬で封鎖できる形にしていきます。
この非常に時間のかかる作業になっていきます。
皆さんがなんか針みたいなものでコリコリして、
ずっと口を開けていなければならない治療はこの作業です。
先端まで封鎖できる形にできたら消毒していきます。
歯髄から歯の内側全体に張り巡らされた神経と血管全部を拡大することは無理なので、
歯髄に近く感染していたところを取って消毒していきます。
私たちの消毒できる所は歯の根の先端から0.25mmの所までです。
その先の歯の外に出たのは、体が 免疫力で治していきます。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回10月号、35頁に掲載!
載35ページが定着したようで嬉しい飯塚です
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
今回10月号は『根幹治療について(2)』
先月9月号で、虫歯を放置し続けて
歯の中で歯髄が細菌感染して死んでしまうと
腐って膿を出し始めます。
では、その後はどういう過程を辿るのでしょうか?
膿は歯の上の方がふさがれているため、
根の先端から骨の中 に流れ出し、
脇の袋を作ります。
当然、骨の中にの袋があるわけですから、
血管中にも細菌は流れ出し、
身体全身に散っていきます。
菌血症という状態です。
普通の免疫力があれば抑止できますが、
免疫力が弱った状態で菌血症が起こると、
・感染性心内膜炎
・ 細菌性 骨髄炎
・敗血症
・壊死性筋膜炎
など、重篤な症状が発生してきます。
私の叔父もこの感染性心内膜炎で
長い闘病の末に亡くなりました。
それでは、この膿の袋をなくすには
どうしたら良いでしょうか?
簡単に言えば、
感染しているところを取って消して
ふたをすれば良いのです。
ですが歯は前歯と奥歯で形が違い、
上の歯と下の歯でも形が違い、
神経の管の本 数も大きく違います。
この一つ一つの 神経の管を細いヤスリで
少しずつ太くしながら広げていき
感染している部分を取っていきます。
曲がりくねった神経の管を
少しずつ直線に近づけていき、
きちっと先端までお薬で封鎖できる形に
していきます。
この非常に時間のかかる作業になっていきます。
皆さんがなんか針みたいなものでコリコリして、
ずっと口を開けていなければならない治療は
この作業です。
先端まで封鎖できる形にできたら
消毒していきます。
歯髄から歯の内側全体に張り巡らされた神経と
血管全部を拡大することは無理なので、
歯髄に近く感染していたところを取って
消毒していきます。
私たちの消毒できる所は歯の根の先端から
0.25mmの所までです。
その先の歯の外に出たのは、
体が 免疫力で治していきます。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
体の中にできた膿の袋は、
その原因である感染した部分がなくなれば
膿を出す必要がなくなります。
すると体の免疫力により、骨の中にできたのを吸収して元の組織に戻そうとします。
この消毒の作業は時間がかかります。
骨の中にできたのを治すには時間がかかります。
消毒のお薬を変えるだけなので、
行ってもすぐ終わってしまうとか、
何の治療をしているか分からないと言われますが、
消毒しながら治る時期を待っているからなのです。
虫歯を放置して中の歯が感染して死んでしまったら、
血液中にも感染が起き、
体全身に影響が出ることを理解して
気長に歯医者に通ってみませんか?
次号11月号も読んでくださいね!!!
体の中にできた膿の袋は、
その原因である感染した部分がなくなれば
膿を出す必要がなくなります。
すると体の免疫力により、
骨の中にできたのを吸収して
元の組織に戻そうとします。
この消毒の作業は時間がかかります。
骨の中にできたのを治すには時間がかかります。
消毒のお薬を変えるだけなので、
行ってもすぐ終わってしまうとか、
何の治療をしているか分からないと
言われますが、
消毒しながら治る時期を
待っているからなのです。
虫歯を放置して中の歯が
感染して死んでしまったら、
血液中にも感染が起き、
体全身に影響が出ることを理解して
気長に歯医者に通ってみませんか?
次号11月号も読んでくださいね!!!
美楽 2023年9月号『お口の中の感染症』〜根幹治療について〜
今回9月号、35頁に掲載!
「やった〜!」掲載ページ番号が早いと嬉しい飯塚です。
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
今回9月号は『根幹治療について』
歯の中には神経と血管が一緒になった歯髄が存在します。
この歯髄から細い血管と神経が内側から外に向けて張り巡らされいます。
血管は歯を栄養して神経は外からの刺激に対して反応しています。
この重要なセンサーである歯髄に虫歯菌が感染するとどうなるでしょうか?
まず神経は感染すると嫌なので
痛いよ!しみるよ!ズキズキするよ!と信号を出します。
この時点で歯医者さんにかかってくれれば悪いところを取って綺麗な面を出して詰めるで終わります。
ところが歯医者さんが大嫌いな人は
ここぞとばかりに今治水を塗ったり
痛み止めの薬を飲んだり
痛み止めのツボ合谷を押したりして我慢してしまいます。
するとある日突然痛みが消えます。
よかった!よかった!
と喜びますが実は神経が細菌に感染して死んでしまった証拠です。
しばらくは何事なかったように進行しますがそのうち歯茎の根元の辺りに
おできのようなものができます。
プクッとと膨らんであれ?と思っていると
プチっと潰れて何事もなかったように平らになります。
またしばらくすると
プクッと膨らんでプチっと潰れます。
何が起こっているのでしょうか?
今回9月号、35頁に掲載!
「やった〜!」
掲載ページ番号が早いと嬉しい飯塚です。
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
今回9月号は『根幹治療について』
歯の中には神経と血管が一緒になった
歯髄が存在します。
この歯髄から細い血管と神経が内側から
外に向けて張り巡らされいます。
血管は歯を栄養して神経は外からの
刺激に対して反応しています。
この重要なセンサーである歯髄に
虫歯菌が感染するとどうなるでしょうか?
まず神経は感染すると嫌なので
痛いよ!しみるよ!ズキズキするよ!
と信号を出します。
この時点で歯医者さんにかかってくれれば
悪いところを取って
綺麗な面を出して詰めるで終わります。
ところが歯医者さんが大嫌いな人は
ここぞとばかりに今治水を塗ったり
痛み止めの薬を飲んだり
痛み止めのツボ合谷を押したりして
我慢してしまいます。
するとある日突然痛みが消えます。
よかった!よかった!
と喜びますが実は神経が細菌に感染して
死んでしまった証拠です。
しばらくは何事なかったように進行しますが
そのうち歯茎の根元の辺りに
おできのようなものができます。
プクッとと膨らんであれ?と思っていると
プチっと潰れて何事もなかったように
平らになります。
またしばらくすると
プクッと膨らんでプチっと潰れます。
何が起こっているのでしょうか?
これは歯の中で歯髄が感染して死んでしまい
腐って膿を出しているのです。
膿はタンパク質でできている歯髄を餌に腐敗しガスを発生します。
歯の上の方は硬い組織でできているため発生したガスは膿を歯の根の先端から骨の中に押し出します。
骨の中に押し出された膿はどんどん溜まり骨を溶かして大きくなります。
やがて外側の骨の一番弱いところを破り柔らかい粘膜の下に噴き出します。
これがおできの正体です。
どんどん膿が溜まり粘膜が風船のようにパンパンになると
1箇所穴があきピューっと膿が口の中に流れ出します。
圧力が下がると粘膜は傷を治そうと傷口を閉じますが原因である膿の製造元、
腐った歯髄がそのままですから、また同じことを繰り返し更に悪くなっていきます。
当然骨の中に膿の袋がある訳ですから
血液中にも細菌は流れ出し身体全身に障害を巻き起こします。
次回10月号は
この細菌が体に及ぼす影響と
治療法『根管治療』について書いていきたいと思います。
続きも読んでくださいね!!!
これは歯の中で歯髄が感染して死んでしまい
腐って膿を出しているのです。
膿はタンパク質でできている歯髄を
餌に腐敗しガスを発生します。
歯の上の方は硬い組織でできているため
発生したガスは膿を歯の根の先端から骨の中に
押し出します。
骨の中に押し出された膿はどんどん溜まり
骨を溶かして大きくなります。
やがて外側の骨の一番弱いところを破り
柔らかい粘膜の下に噴き出します。
これがおできの正体です。
どんどん膿が溜まり
粘膜が風船のようにパンパンになると
1箇所穴があきピューっと
膿が口の中に流れ出します。
圧力が下がると粘膜は傷を治そうと
傷口を閉じますが原因である膿の製造元、
腐った歯髄がそのままですから、
また同じことを繰り返し
更に悪くなっていきます。
当然骨の中に膿の袋がある訳ですから
血液中にも細菌は流れ出し
身体全身に障害を巻き起こします。
次回10月号は
この細菌が体に及ぼす影響と
治療法『根管治療』について
書いていきたいと思います。
続きも読んでくださいね!!!
美楽 2023年8月号『お口の中の感染症』〜歯周病編〜
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回8月号、35頁に掲載!
掲載ページ番号が早いと嬉しい飯塚です。
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
8月号は『歯周病編』をお届けします。
歯医者の治療はなぜ長くかかるのでしょうか?
歯医者に行くと何回も通わなくてはいけないのでイヤだ!
行ってもチョットしか診てもらえない。
よく聞く質問です。
なぜ歯医者の治療は長くかかるのでしょうか??
虫歯も歯周病も感染症です。
感染症の観点から虫歯 歯周病 根管治療がなぜ長くかかるかを考えていきたいと思います。
今回は歯周病。
本来 骨の中は無菌ですが、歯は体の中で唯一体外に飛び出した骨です。
歯肉はこの体外と体内を分け隔てる役割を担っています。
歯の表面に磨き残しがあると、それを栄養に歯周病菌が繁殖します。
歯周病菌が歯と歯肉の間の歯肉溝を伝わって骨の中に入ってくると、
骨膜炎や骨髄炎、より重篤な病気を引き起こします。
虫歯と違い歯周病は末期まで痛みを伴いません。
歯周病な歯肉の病気ではなく自分の体を守るための"骨の病気"です。
まずは本人が優しく歯ブラシで歯肉の上の汚れ(歯周病菌)を取り除いてあげる。
歯肉の腫れが引いて 中の汚れが見えてきたら歯医者でそこの汚れを取ってもらう。
すると歯肉は汚れがなくなったため腫れる必要がなくなり、少し引き締まってきます。
引き続き本人が優しく歯ブラシをして上の汚れを取ってあげる。
すると歯肉はさらに引き締まり中の汚れが見えてきます。
そうしたらまたそこの汚れを歯医者で取ってもらう…。
地味で時間がかかりますが一番安全な方法です。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回8月号、35頁に掲載!
掲載ページ番号が早いと嬉しい飯塚です。
さて、本題!
6月号から『お口の中の感染症』シリーズ
8月号は『歯周病編』をお届けします。
歯医者の治療はなぜ
長くかかるのでしょうか?
歯医者に行くと何回も通わなくては
いけないのでイヤだ!
行ってもチョットしか診てもらえない。
よく聞く質問です。
なぜ歯医者の治療は
長くかかるのでしょうか??
虫歯も歯周病も感染症です。
感染症の観点から虫歯 歯周病 根管治療が
なぜ長くかかるかを
考えていきたいと思います。
今回は歯周病。
本来 骨の中は無菌ですが、
歯は体の中で唯一体外に飛び出した骨です。
歯肉はこの体外と体内を分け隔てる
役割を担っています。
歯の表面に磨き残しがあると、
それを栄養に歯周病菌が繁殖します。
歯周病菌が歯と歯肉の間の
歯肉溝を伝わって骨の中に入ってくると、
骨膜炎や骨髄炎、より重篤な病気を
引き起こします。
虫歯と違い歯周病は末期まで
痛みを伴いません。
歯周病な歯肉の病気ではなく
自分の体を守るための"骨の病気"です。
まずは本人が優しく歯ブラシで
歯肉の上の汚れ(歯周病菌)を
取り除いてあげる。
歯肉の腫れが引いて 中の汚れが見えてきたら
歯医者でそこの汚れを取ってもらう。
すると歯肉は汚れがなくなったため
腫れる必要がなくなり、
少し引き締まってきます。
引き続き本人が優しく歯ブラシをして
上の汚れを取ってあげる。
すると歯肉はさらに引き締まり
中の汚れが見えてきます。
そうしたらまたそこの汚れを
歯医者で取ってもらう…。
地味で時間がかかりますが
一番安全な方法です。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
汚れが残ってパンパンに腫れ上がった状態で麻酔をして歯肉を切って歯根を出し、
汚れを取り除き、歯肉を縫って治癒を期待するフラップオペレーション、
菌血症・敗血症のリスクを回避するために抗生剤の投与をする一見カッコ良さそうで
すぐ治りそうですが、25年の疫学調査でその有意差がないとされています。
だとすれば
本人に磨いてもらい出てきた汚れを取っていく、地味で時間はかかりますが、
本人が「なぜ磨く必要があるか」が分かれば一番安全な方法だと思います。
歯周病は痛みのない病気です。
地味で時間はかかりますが最小限の侵襲で済むように、
歯周病は細菌の感染症だと認識で治療のために気長に歯医者に通ってみませんか?
汚れが残ってパンパンに腫れ上がった状態で
麻酔をして歯肉を切って歯根を出し、
汚れを取り除き、歯肉を縫って
治癒を期待するフラップオペレーション、
菌血症・敗血症のリスクを回避するために
抗生剤の投与をする一見カッコ良さそうで
すぐ治りそうですが、25年の疫学調査で
その有意差がないとされています。
だとすれば
本人に磨いてもらい
出てきた汚れを取っていく、
地味で時間はかかりますが、
本人が「なぜ磨く必要があるか」が分かれば
一番安全な方法だと思います。
歯周病は痛みのない病気です。
地味で時間はかかりますが
最小限の侵襲で済むように、
歯周病は細菌の感染症だと認識で
治療のために
気長に歯医者に通ってみませんか?
美楽 2023年7月号『お口の中の感染症』〜虫歯編〜
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回7月号、40頁に掲載!
掲載ページ番号が早いと喜ぶ飯塚です
さて、本題!
前回6月号から
『お口の中の感染症』シリーズで『虫歯編』をお届けします
「歯医者の治療はなぜ長くかかるのでしょうか?」
「歯医者に行くと何回も通わなくてはいけないのでイヤだ!」
「行ってもチョットしか診てもらえない」
よく聞く質問です
なぜ歯医者の治療は長くかかるのでしょうか??
虫歯も歯周病も感染症です
感染症の観点から虫歯 歯周病 根管治療がなぜ長くかかるかを考えていきたいと思います
歯は感染すると元に戻らない組織です
風邪にしろ擦り傷にしろ捻挫にしろ
キチッと養生すれば身体が元に戻してくれます
もとの機能まで戻るかどうかは別として
骨折しても身体は修復してくれます
歯は細菌に感染すると元に戻りません
歯は身体の中で唯一外界に飛び出した骨です
その表面は身体の中で一番硬いエナメル質で覆われています
その硬さは水晶と同じくらいあります
しかし磨き残しがありそれを栄養に虫歯菌に感染すると
虫歯菌の出す強酸によってエナメル質が溶かされ
エナメル質に小さな穴が空きます
エナメル質の中は柔らかい象牙質
内側から外側に向かって神経と血管が放射線状に
張りめぐらされスポンジのような多孔質で硬さはエナメル質の1/7
この小さな穴から虫歯菌が侵入するとあっという間にキノコ状に感染を起こし中を食い荒らします
「これが虫歯」
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回7月号、40頁に掲載!
掲載ページ番号が早いと喜ぶ飯塚です
さて、本題!
前回6月号から
『お口の中の感染症』シリーズで
『虫歯編』をお届けします
「歯医者の治療は
なぜ長くかかるのでしょうか?」
「歯医者に行くと
何回も通わなくてはいけないのでイヤだ!」
「行ってもチョットしか診てもらえない」
よく聞く質問です
なぜ歯医者の治療は
長くかかるのでしょうか??
虫歯も歯周病も感染症です
感染症の観点から
虫歯 歯周病 根管治療が
なぜ長くかかるかを
考えていきたいと思います
歯は感染すると
元に戻らない組織です
風邪にしろ擦り傷にしろ捻挫にしろ
キチッと養生すれば
身体が元に戻してくれます
もとの機能まで
戻るかどうかは別として
骨折しても身体は修復してくれます
歯は細菌に感染すると
元に戻りません
歯は身体の中で
唯一外界に飛び出した骨です
その表面は身体の中で
一番硬いエナメル質で覆われています
その硬さは水晶と同じくらいあります
しかし磨き残しがあり
それを栄養に虫歯菌に感染すると
虫歯菌の出す強酸によって
エナメル質が溶かされ
エナメル質に小さな穴が空きます
エナメル質の中は柔らかい象牙質
内側から外側に向かって
神経と血管が放射線状に
張りめぐらされ
スポンジのような多孔質で
硬さはエナメル質の1/7
この小さな穴から虫歯菌が侵入すると
あっという間にキノコ状に感染を起こし
中を食い荒らします
「これが虫歯」
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
食生活
甘いものに限らずダラダラ食べると口の中は酸性に傾き
エナメル質を溶かし虫歯は何箇所も派生してきます
また以前に治療して詰め物がしてあると
そこは虫歯菌にとっては非常に住みやすい隙間になっています
・お口の中の細菌層で虫歯菌が住みやすいか?
・歯周病菌が住みやすいか?
虫歯にかかる人のお口の中の細菌層は
虫歯菌の住みやすい環境でしかもその栄養となる
磨き残しがたくさんある環境ですまずこの細菌層を減らして
虫歯菌の住みにくい環境に変えていかないと
虫歯はいつまでも出来続け
さらに治療したところの隙間から再発するを繰り返します
虫歯治療が終わらない方
虫歯は細菌の感染症だという認識で
口腔内の環境を変えることから始めてみませんか?
食生活
甘いものに限らず
ダラダラ食べると口の中は酸性に傾き
エナメル質を溶かし
虫歯は何箇所も派生してきます
また以前に治療して詰め物がしてあると
そこは虫歯菌にとっては
非常に住みやすい隙間になっています
・お口の中の細菌層で虫歯菌が住みやすいか?
・歯周病菌が住みやすいか?
虫歯にかかる人のお口の中の細菌層は
虫歯菌の住みやすい環境で
しかもその栄養となる
磨き残しがたくさんある環境です
まずこの細菌層を減らして
虫歯菌の住みにくい環境に変えていかないと
虫歯はいつまでも出来続け
さらに治療したところの隙間から
再発するを繰り返します
虫歯治療が終わらない方
虫歯は細菌の感染症だという認識で
口腔内の環境を変えることから
始めてみませんか?
美楽 2023年6月号『お口の中の感染症』
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回6月号、40頁に掲載!
掲載が5ページも早くて嬉しい飯塚です
編集者が多く当院ならではの事情(焦)
さて、本題!
虫歯も歯周病も感染症です
感染症ですから感染源の細菌数を減らせば良いことです
お口の中の細菌を一つの円として考えると
簡単に言うと2つグループに分かれます
空気の好きな細菌と空気の嫌いな細菌に分かれます
虫歯になる細菌は空気の好きな細菌(好気性菌)
歯周病になる細菌は空気の嫌いな細菌です(嫌気性菌)
それぞれお互いに住みやすい環境が違います
虫歯が多い人の口の中は空気の好きな細菌の住みやすい環境です
逆に言えば歯周病になる細菌には住みにくい環境です
歯周病が進む人のお口の中は空気の嫌いな細菌が住みやすい環境です
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
今回6月号、40頁に掲載!
掲載が5ページも早くて嬉しい飯塚です
編集者が多く当院ならではの事情(焦)
さて、本題!
虫歯も歯周病も感染症です
感染症ですから感染源の
細菌数を減らせば良いことです
お口の中の細菌を一つの円として考えると
簡単に言うと2つグループに分かれます
空気の好きな細菌と
空気の嫌いな細菌に分かれます
虫歯になる細菌は
空気の好きな細菌(好気性菌)
歯周病になる細菌は
空気の嫌いな細菌です(嫌気性菌)
それぞれお互いに住みやすい環境が違います
虫歯が多い人の口の中は
空気の好きな細菌の住みやすい環境です
逆に言えば歯周病になる細菌には
住みにくい環境です
歯周病が進む人のお口の中は
空気の嫌いな細菌が住みやすい環境です
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
虫歯も歯周病も感染症ですから細菌数を
減らしてあげれば良いだけのことです
いくらいろんなファクターがあったとしても
細菌数が少なければ大きな悪さは起きません
フロスをしてから優しく歯ブラシをしてあげる
物理的に細菌の数を減らす
薬用なんとかマウスウオシュなどに頼らずシンプルに汚れを物理的に減らす
自分で取りきれない汚れは3ヶ月に一度
歯科医院で専門家に専門の道具を使って取ってもらう
コロナで手洗いうがいが定着したように
フロスと歯ブラシでお口の中の細菌数を減らしてあげれば虫歯と歯周病の両方の予防につながります
虫歯も歯周病も感染症ですから細菌数を
減らしてあげれば良いだけのことです
いくらいろんなファクターがあったとしても
細菌数が少なければ大きな悪さは起きません
フロスをしてから優しく歯ブラシをしてあげる
物理的に細菌の数を減らす
薬用なんとかマウスウオシュなどに頼らず
シンプルに汚れを物理的に減らす
自分で取りきれない汚れは3ヶ月に一度
歯科医院で専門家に
専門の道具を使って取ってもらう
コロナで手洗いうがいが定着したように
フロスと歯ブラシでお口の中の細菌数を
減らしてあげれば虫歯と歯周病の
両方の予防につながります
美楽 2023年5月号『インプラントって?』(2)
意外と反響が多かったので先月の続きです
「インプラントってなに?」
「インプラントって取れない?」などの疑問・質問にお答えします
現在のインプラントは
99.9999%の純チタンのスクリュータイプが主流で
これが骨の中に無菌的に埋入されたとき
体はこれを体の骨の一部として
認識して体に取り込んでしまうことを利用しています。
きちっとした術式ときちっとした滅菌がなされていれて、
患者さんの身体に普通の免疫力があればほぼ100%成功します。
では問い合わせの多かった
「インプラントって痛い?」はどうでしょうか?
「歯を抜いたとき痛い」のはなぜでしょうか?
意外と反響が多かったので先月の続きです
「インプラントってなに?」
「インプラントって取れない?」などの
疑問・質問にお答えします
現在のインプラントは99.9999%の
純チタンのスクリュータイプが主流で
これが骨の中に無菌的に埋入されたとき
体はこれを体の骨の一部として
認識して体に取り込んでしまうことを
利用しています。
きちっとした術式と
きちっとした滅菌がなされていれて、
患者さんの身体に普通の免疫力があれば
ほぼ100%成功します。
では問い合わせの多かった
「インプラントって痛い?」はどうでしょうか?
「歯を抜いたとき痛い」のはなぜでしょうか?
インプラント自身は
セオリーさえ守れば安全性が確立された治療法です
自分の歯を削らずに、
人が物を食べるという一番根底にあるところを
補う方法としてインプラントは
非常に有効だと思います
きちっとセオリーを守って、
きちっと相談に乗ってくれる
歯科医にご相談なさってみてはいかがでしょうか?
インプラント自身は
セオリーさえ守れば
安全性が確立された治療法です
自分の歯を削らずに、
人が物を食べるという一番根底にあるところを
補う方法としてインプラントは
非常に有効だと思います
きちっとセオリーを守って、
きちっと相談に乗ってくれる
歯科医にご相談なさってみては
いかがでしょうか?
美楽2022年1月号がでました!
第四回目は
「適切な歯ブラシの選び方」
45ページに掲載!
ぜひ、読んでください♪
|
|
美楽 2023年4月号『インプラントって?』
インプラントって?
この頃よく質問を受けます
インプラントってなに?
インプラントって痛い?
インプラントって取れない?
飯塚歯科でもインプラントオペが
増えています。
ただし、当院のインプラントオペは
「前後の歯を削らないために」
インプラントを選択します。
今のインプラントの考え方は
健康な歯を削らないための
インプラントが主流の考え方になっています。
今までであれば一本歯を失ったら
何も虫歯になっていない健康な
前後の歯を削ってブリッジにするか
取り外し式の入れ歯にするしか
手がありませんでした。
しかしここにインプラントが
出来れば前後の歯をまったく
削らずに人工の歯を作ることが出来ます。
歯は削ったときから寿命が
決まってしまいます。
ですから前後の歯の寿命を延ばす。
意味でもインプラントは有効な
方法だと思います。
但しインプラントはすべてに
おいて万能ではありません。
大きな力のかかる歯の代わりを
させるのですから
しっかりした骨の厚みと深さが
ないと出来ません。
これは事前にCTをとり検査する
必要があります。
また自分の歯でも歯周病に
なるのですから
インプラントはそれ以上に
丁寧な歯ブラシと
定期的なプロフェショナルケアー
が必要になります。
それさえ守れれば
自分の歯を守る手段としての
インプラントは有効だと思います。
残念ながら保険がきかない
治療になりますが
物を食べるという人間の一番の
基本行為に関わるところなので
きちっとした事前の診査診断を
してくれる歯医者さんに
相談してみてはいかがでしょうか?
美楽2022年1月号がでました!
第四回目は
「適切な歯ブラシの選び方」
45ページに掲載!
ぜひ、読んでください♪
|
|
美楽 2023年3月号『白い虫歯と黒い虫歯』
昔、昭和40年代後半頃に多かった「みそっ歯」
歯の表面の根本が茶色や黒く何本にもわたって
虫歯になっている子供や大人がかなりいました。
それに対して『白い虫歯』は急性の感染症!
ここ50年で日本人の食事は加工された柔らかい
物に変わり、さらにコンビニの出現でいつでも
お菓子が手に入る環境、砂糖の入ったペットボ
トル飲料をチビチビ飲む習慣が増えました。
こうした歯と歯の間に詰まっても何も感じない
ような柔らかく加工された食物。
歯と歯の間に挟まったところで酸が作られて
虫歯が始まり、エナメル質に小さな穴が穴が
開きます。
外からはわずかにエナメル質が濁っているよう
に見えるだけですが、中の柔らかい象牙質は
虫歯菌が出す酸で溶かされザクザクになってい
ます。
急性の虫歯は、エナメル質を破ると一気に
進み、気づいた時には神経まで駄目にしています。
白い虫歯にかかって手遅れになる前に、
砂糖の取り方に注意し
デンタルフロスを使い、
本気の虫歯予防をしていきませんか?
美楽2022年1月号がでました!
第四回目は
「適切な歯ブラシの選び方」
45ページに掲載!
ぜひ、読んでください♪
|
|