美楽 2025年7月号
『セラミッククラウン』

この頃よく聞かれます。
歯の被せ物は白いセラミッククラウンがよいのでしょうか?

女性誌の後ろの広告のページは、ほとんどが
「きらめく白い歯セラミックスにしましょう」
「芸能人のように白く美しい歯にしましょう」
「矯正なしでも2週間で美しい歯並びが得られます」
など
はたして本当なのでしょうか?

これらはセラミッククラウンという
被せ物をして歯の形や色を変えていくものです。
確かにセラミッククラウンは歯の色も形も一瞬で変えられ
美しいツヤと透明感が得られます。
生体との親和性も良く歯肉も綺麗に付着します。
ですが、本当に良いことだけでしょうか?

色や形を変えるには
自分の歯を削り一回り小さくして被せていかなければなりません。
そのためにはセラミックスの厚さを取る必要があります。
歯並びに問題がある時には
当然削る量が多くなり神経を取らなければならないこともあります。
神経を取ると簡単に言いますが、
実は神経と血管が混ざった歯髄を取ってしまうのです。

歯は身体の中で一番硬い骨です。
その硬さとしなやかさを合わせて持っていられるのは、
中から血液によって栄養されているからです。
ところがセラミッククラウンにする時この歯髄一血管と神経を取ってしまいます。

考えてみてください。
生きている木であれば風が吹いても
しなやかに流してスクッと立っていられます。
しかし枯れてしまった木は
ある日突然折れて倒れてしまいます。
人の口の中は過酷です。
1日4000~5000回も衝突し
マイナス5℃から65℃とくらいの温度変化があり
成人女性の奥歯で一つの歯に60~90kgの力がかかります。

しかも唾液で常に濡れた状態です。
神経を取った歯は少しずつ枯れていき
いつか自分の噛む力で割れてしまいます。
セラミックスにするにはより多く削らなければならないので
歯髄に対するダメージは大きいです。

また素材としてセラミックスは硬くてもろいです。
セラミックスは衝撃が加わった時にその衝撃を跳ね返すか、
自ら割れてしまうかになってきます。
割れないようにするために
セラミッククラウンはどんどん硬くなってきています。

硬ければ良いのでしょうか?

当たってくるのは自分の天然の歯です。
硬い物と柔らかいものが当たれば早く壊れるのは柔らかい自分の歯です。

この頃流行りのジルコニアクラウン

ジルコニアはダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち
スペースシャトルの底面に敷き詰められているくらい硬いものです。
柔らかいエナメル質と12倍以上の硬さを
持つジルコニアクラウンが衝突すれば
どうなるでしょうか?

エナメル質の表面に細かいクラック(ヒビ)が入ります。
そのクラックを伝わって唾液が毛細管現象で流れ込み
やがてエナメル質も穴けて崩れてしまいます。

一番長持ちするのは何も削ってない自分の歯です。
はたして本当にセラミッククラウンにする必要があるかどうか、
もう一度考えてみてはいかがでしょうか?


次号2025年8月号も
ぜひ読んでくださいね!!!
この頃よく聞かれます。
歯の被せ物は白いセラミッククラウンがよいのでしょうか?

女性誌の後ろの広告のページは、ほとんどが
「きらめく白い歯セラミックスにしましょう」
「芸能人のように白く美しい歯にしましょう」
「矯正なしでも
    2週間で美しい歯並びが得られます」
など。

はたして本当なのでしょうか?

これらはセラミッククラウンという
被せ物をして歯の形や色を変えていくものです。
確かにセラミッククラウンは
歯の色も形も一瞬で変えられ
美しいツヤと透明感が得られます。
生体との親和性も良く歯肉も綺麗に付着します。
ですが、本当に良いことだけでしょうか?

色や形を変えるには
自分の歯を削り一回り小さくして
被せていかなければなりません。
そのためには
セラミックスの厚さを取る必要があります。
歯並びに問題がある時には当然削る量が多くなり
神経を取らなければならないこともあります。
神経を取ると簡単に言いますが、
実は神経と血管が混ざった歯髄を取ってしまうのです。

歯は身体の中で一番硬い骨です。
その硬さとしなやかさを合わせて持っていられるのは、
中から血液によって栄養されているからです。
ところがセラミッククラウンにする時
この歯髄一血管と神経を取ってしまいます。


考えてみてください。
生きている木であれば風が吹いても
しなやかに流してスクッと立っていられます。
しかし枯れてしまった木は
ある日突然折れて倒れてしまいます。
人の口の中は過酷です。
1日4000~5000回も衝突し
マイナス5℃から65℃とくらいの温度変化があり
成人女性の奥歯で一つの歯に
60~90kgの力がかかります。


しかも唾液で常に濡れた状態です。
神経を取った歯は少しずつ枯れていき
いつか自分の噛む力で割れてしまいます。
セラミックスにするにはより多く削らなければならないので
歯髄に対するダメージは大きいです。

また素材として
セラミックスは硬くてもろいです。
セラミックスは衝撃が加わった時に
その衝撃を跳ね返すか、
自ら割れてしまうかになってきます。
割れないようにするために
セラミッククラウンはどんどん硬くなってきています。

硬ければ良いのでしょうか?

当たってくるのは自分の天然の歯です。
硬い物と柔らかいものが当たれば
早く壊れるのは柔らかい自分の歯です。

この頃流行りのジルコニアクラウン

ジルコニアはダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち
スペースシャトルの底面に敷き詰められているくらい硬いものです。
柔らかいエナメル質と12倍以上の硬さを
持つジルコニアクラウンが衝突すれば
どうなるでしょうか?

エナメル質の表面に
細かいクラック(ヒビ)が入ります。
そのクラックを伝わって
唾液が毛細管現象で流れ込み
やがてエナメル質も穴けて崩れてしまいます。

一番長持ちするのは
何も削ってない自分の歯です。

はたして本当にセラミッククラウンにする必要があるかどうか、
もう一度考えてみてはいかがでしょうか?


次号2025年8月号も
ぜひ読んでくださいね!!!
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★