「穴があったら掘って埋めるのは歯医者の仕事じゃない」飯塚歯科

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スカンジナペリオに基づいた飯塚歯科の予防の考え方

飯塚歯科の予防は穴があったら掘って埋める「崖の上から落ちてきた人を崖の上に戻すのが仕事」ではなく、「人が落ちてこないように崖の上に柵を作ってあげるのが仕事」だと思っています。
痛くなって歯科医院に来て治療して終わりではなく、そこからが「予防の始まり」です。
メインテナンスは継続し続ける必要があります。
歯石を取りに行くのでなく、自分で磨き切れないところを専門の道具を使ってお掃除して貰う。
そうすれば人は落ちて来なくなるし、落ちそうになっても一目で判るので、酷くなる前に修復ができるわけです。
メインテナンスに力を入れている当院ですが、患者さんにメインテナンスを促すハガキは一切出していません。
『なぜ予防が必要なのか』を診療でしっかりお話すれば、患者さんご自身が、その重要性に気づきご自分から通って来ておられます。
開業当初は痛い箇所を大きく削って治していたのですが、10年くらいたった時、何をやってもなかなか改善に繋がらない患者さんが出てきて、『なぜだろう』と考えたのがきっかけです。
その時に、『悪くなるもっと手前で食い止める』スカンジナペリオに基づいた予防が大事ということに気づきました。
例えば、日本歯科医師会が8020(ハチマルニーマル)運動を推奨していますが、日本人の場合、80歳で残っている歯は平均10.4本だといわれています。
それに対しスカンジナペリオに基づき3ヵ月に1度、定期的にメインテナンスを続けてきたグループは、80歳になっても平均して23.9本もの歯が残っていました。
50歳までは何もしないでも変わりないのですが、高齢になるほど唾液が減り、手が動かしづらくなり免疫力も落ちてくるので、歯に影響が出てしまうのです。定期的なメインテナンスを継続することで、将来的な結果がまったく違ってきます。
何よりも毎日美味しいものが食べられて痛みのない生活が送れQOLが上がります。