美楽 2024年8月号『マウスピースってどう?』

★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★


今回2024年8月号は37頁に掲載!
ゲラの校正ミスでタイトルが誤ったまま仕上がって来た…
正しくは【マウスピースについて】書きました。

今月号も矯正シリーズ
『マウスピースってどう?』
この頃患者さんからよく受ける質問です。
歯列矯正するためマウスピースをはめています。
歯ぎしりが酷いからマウスピースを勧められました。
顎関節症だと言われマウスピースをはめています。

マウスピースは安全なのでしょうか?
マウスピースの起源は1892年に
ボクシングの選手の歯を守るために
スポーツマウスガードとしてイギリスで開発されました。
これは歯を守るためです。

1950年代になるとアメリカで審美を目的とした
セラミックスの被せ物が出てきます。
初期のセラミックスは強度が低く
夜中に歯ぎしりや食いしばりをすると
割れたり欠けたりしていました。
セラミックスが壊れると入れた歯医者が訴えられるため
訴訟大国アメリカでは歯医者が
セラミックスを入れた患者さんに
「夜寝るときは必ずこのマウスピースを付けて寝てください。
付けないで寝てセラミックスが壊れても当方は責任を取りません」
と歯を守るためではなく歯医者を守るために使われていました。

考えてみてください。
ガムを口の右に入れると右の歯で噛みます。
ガムを左に入れると左の歯で噛みます。
ガムを前歯に入れると前歯で噛みます。
どんなに薄いマウスピースを入れても
人は必ず噛み締めます。

マウスピースが入る事により人は
ずっと噛み締め続けます。
朝起きたときにコメカミや顎の痛みがあるのは
このためです。
噛み締め続けたとしても歯と歯の間に
マウスピースがあるので歯は守られます。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★


今回2024年8月号は37頁に掲載!
ゲラの校正ミスでタイトルが誤ったまま仕上がって来た…
正しくは【マウスピースについて】書きました。

今月号も矯正シリーズ
『マウスピースってどう?』
この頃患者さんからよく受ける質問です。
歯列矯正するためマウスピースをはめています。
歯ぎしりが酷いからマウスピースを勧められました。
顎関節症だと言われマウスピースをはめています。

マウスピースは安全なのでしょうか?
マウスピースの起源は1892年に
ボクシングの選手の歯を守るために
スポーツマウスガードとしてイギリスで開発されました。
これは歯を守るためです。

1950年代になるとアメリカで審美を目的とした
セラミックスの被せ物が出てきます。
初期のセラミックスは強度が低く
夜中に歯ぎしりや食いしばりをすると割れたり
欠けたりしていました。
セラミックスが壊れると入れた歯医者が訴えられるため
訴訟大国アメリカでは歯医者がセラミックスを入れた患者さんに
「夜寝るときは必ずこのマウスピースを付けて寝てください。
付けないで寝てセラミックスが壊れても当方は責任を取りません」
と歯を守るためではなく歯医者を守るために使われていました。

考えてみてください。
ガムを口の右に入れると右の歯で噛みます。
ガムを左に入れると左の歯で噛みます。
ガムを前歯に入れると前歯で噛みます。
どんなに薄いマウスピースを入れても
人は必ず噛み締めます。

マウスピースが入る事により人は
ずっと噛み締め続けます。
朝起きたときにコメカミや顎の痛みがあるのは
このためです。
噛み締め続けたとしても歯と歯の間に
マウスピースがあるので歯は守られます。
★★画像拡大して、是非!読んでくださいな★★
しかし、
側頭筋、咬筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋は常に緊張状態が続き
頸椎の5、6、7番は前方に
3、4番は後方に傾き
手や肩の痛みや痺れ頚椎症性神経根症の症状を発症してきます。
歯は守られるかもしれませんが
上部頸椎に変形障害を招きます。
これを治すのは非常に大変です。
さらに、顎関節症は顎が後上方にズレるのが原因です。
そこにマウスピースを入れると
一旦は改善したように見えますが上下の歯はストッパーがなくなり
顎はスルスルと悪い側の後上方にズレてしまい
外したときにどこで噛んだら良いか分からなくなってしいます。
悪い側の奥歯しか当たらず前歯がスカスカに
開いてしまう場合もあります。

マウスピースは諸刃の剣
なぜいれるか?
何を目的に入れるのか?
本当に入れる必要があるのか?
それらを考えている歯医者さんに聞いて
相談してから始めてみてはいかがでしょうか?

次回も矯正シリーズで考えてみたいと思います

次号2024年9月号も
ぜひ読んでくださいね!!!
しかし、
側頭筋、咬筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋は
常に緊張状態が続き
頸椎の5、6、7番は前方に
3、4番は後方に傾き
手や肩の痛みや痺れ頚椎症性神経根症の症状を発症してきます。
歯は守られるかもしれませんが
上部頸椎に変形障害を招きます。
これを治すのは非常に大変です。
さらに、顎関節症は顎が後上方にズレるのが原因です。
そこにマウスピースを入れると
一旦は改善したように見えますが
上下の歯はストッパーがなくなり
顎はスルスルと悪い側の後上方にズレてしまい
外したときにどこで噛んだら良いか分からなくなってしいます。
悪い側の奥歯しか当たらず前歯がスカスカに
開いてしまう場合もあります。

マウスピースは諸刃の剣
なぜいれるか?
何を目的に入れるのか?
本当に入れる必要があるのか?
それらを考えている歯医者さんに聞いて
相談してから始めてみてはいかがでしょうか?

次回も矯正シリーズで考えてみたいと思います

次号2024年9月号も
ぜひ読んでくださいね!!!