日々是精進!ブラッシングのコツ

飯塚歯科AI DENTAL OFFICE 院長の飯塚です。
10月、早くも半分過ぎようとしています。
急に、気温が肌寒くなってきましたね。

皆さんは、この秋、何か上達させたいことはありますか?

私は、3年前にリバーサーフィンを去る8月末で一旦終わった
city wave Tokyoで、始めたのをきっかけに、9月に初めて海でサーフィンを体験しました。
今はテイクオフができるようになりたくて、頑張るつもり。

さて、歯科において患者様に上達していただきたいことは『夜のブラッシング!!』

今回は、ブラッシングの基本と磨き残しのリスクが高い部位ごとについて
ブラッシングのこつをご紹介します。

ブラッシングの基本

まず大事なのは、歯ブラシの持ち方。

「えっ、そんなところから?」
と思われるかも知れませんが
歯と歯肉を傷つけないために大切なことです。

歯ブラシは力の入り過ぎを防ぎ、
細かく丁寧に動かせるように
指の力を抜いて
ふんわり柔らかく
鉛筆のように持ちます。

歯面に歯ブラシの毛先を垂直に当て、
小刻みに揺すりながら(1㎜~2㎜程度を目安に)、
1本ずつ丁寧に磨きます。


この時、力を入れ過ぎて
歯ブラシの毛先が広がらないように
「シャカシャカ」と音が出ていたら
ストロークが大きく力が入っているので
注意してくださいね。

次は、少しコツが必要な部位について

磨き残しが多い5カ所

1.歯と歯の間
デンタルフロスや歯間ブラシの使用が効果的です。

歯と歯の間の歯垢(プラーク)は、
歯ブラシだけでは6割しか除去できないのに対し、
デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると
9割近くのプラークが除去できる
というデータがあります。

特に、『夜のブラッシング』は
デンタルフロスから始め(必要に応じて歯間ブラシも)
歯ブラシの順で磨くと清掃効果が上がり
ます。


ただし、シリコンゴム製の歯間ブラシは
使い方を誤ると歯質を削るため、
当院では使用を勧めておりません。
2.歯と歯ぐきの間
歯や歯ぐきの間に、歯ブラシを90度
なるように当て優しく揺するように
細かく振動させます。

歯ブラシの毛先を歯ぐきの溝(ポケット)に
45度に当てると余計な力が入り
歯質と歯肉を傷つけるためお勧めしておりません。
 
3.前歯の裏側
歯ブラシを縦に使い上下に動かして磨きます。
前歯の裏側は歯ブラシのかかと部分を使い、
優しく揺するように磨いてみましょう。

4.奥歯のかみ合わせ
奥歯の「かみ合わせ面」は溝が深く
磨き残しが多い場所です。
くぼみ部分にブラシを密着させて
小刻みに動かして磨きます。

お口を小さく開いて、
口角から歯ブラシを斜めに入れるなど
角度を調整しながら歯ブラシのつま先
使って軽く当てて揺すります。

難しい場合は
ワンタフトブラシ(毛束が1つのみのブラシ)など
ヘッドがコンパクトなブラシを使用してみましょう。
ワンタフトブラシは
歯と歯ぐきの間・歯間を傷付けないように
優しく撫でるように『後ろから前へ一方通行』
動かします。
ちょっとした心がけで
ブラッシングの効果がグンと高まります。

全てを一度にマスターするのは難しいかも知れませんが
「今日はこころ頑張ってみよう」と
ひとつずつチャレンジしてみてください。

上手に磨けているか不安な方や
自分に合ったブラシが分からないなど
お悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
いつでもお待ちしています。