美楽 2025年8月号
『歯を抜いた後はどうなるのでしょう?』

8020推進財団が行った
「第2回永久歯の抜歯原因調査」によると日本人が歯を抜く原因の
37.1%が歯周病
29.2%が虫歯
17.8%が歯の破折

でした。

日本人が歯を失う原因は虫歯と歯周病で7割弱占めているという統計が出ています。
ところが飯塚歯科の患者さんは、
虫歯でも歯周病でもなく、
歯の破折によって、歯を抜く方が92%です。


これは歯の破折が異常に多いわけでなく
患者さん自身がなぜ必要かを理解したセルフケアと
3ヵ月に1回のプロフェッショナルケアを徹底している結果
虫歯も歯周病もコントロールされ
残された原因が歯の破折による抜歯という結果になっています。

では抜いた後はどうなるのでしょうか?

抜いた後の穴底の骨からは血液
側面の骨からも血液が出てきて
そこに成長因子(造骨細胞)が入ってきて
骨になっていこうとします。


ただしこのままだと
抜いた後の穴の底の方にしか血液が溜まらないので
底の方にしか骨はできて来ません。

ここに人工のカサブタの素を入れてあげると
カサブタの素を足場に
血液は抜いた後の穴の上の方まで浸潤し
骨を作る成長因子(造骨細胞)は
抜いた後の穴の上の方まで上がります。
この足場をもとに幼弱な骨ができ
次第にカサブタの素を骨と置き換えながら
抜いた時に近いところまで骨ができてきます。

逆に抜いた後、上のほうの尖った骨はどうなるでしょうか?

口の中はいろんな雑菌が入ってきて
体の中で一番汚い場所です。
体は自分を守るため
粘膜の表面積をできるだけ減らそうとします。
骨の出っ張った部分は凹ませ
凹んだ部分は膨らませ
できるだけ表面積を少なくしょうとします。

このとき、出っ張って尖った部分は
破骨細胞という骨を溶かしていく細胞によって攻撃され
尖った部分はだんだん壊されて低く平らになっていきます。
抜いた穴の底は血液が盛り上がり骨になり
高いところは骨が溶け
できるだけ粘膜の表面積を減らそうとするのです。

こうして3ヵ月もすると
表面はツルッとした粘膜に覆われ
表面積は最小になります。
粘膜の中の幼弱な骨の細胞は
さらに6ヵ月ほどかけて正常な骨の組織に成熟していきます。
人の体は自らの体を守るため
このように素晴らしいメカニズムを持っていますが
1番は自分の歯を失わないように
セルフケアとプロフェッショナルケアを
続けることだと思います。


次号2025年9月号も
ぜひ読んでくださいね!!!
8020推進財団が行った
「第2回永久歯の抜歯原因調査」によると
日本人が歯を抜く原因の
37.1%が歯周病
29.2%が虫歯
17.8%が歯の破折

でした。

日本人が歯を失う原因は虫歯と歯周病で
7割弱占めているという統計が出ています。
ところが飯塚歯科の患者さんは、
虫歯でも歯周病でもなく、
歯の破折によって、歯を抜く方が92%です。


これは歯の破折が異常に多いわけでなく
患者さん自身がなぜ必要かを理解したセルフケアと
3ヵ月に1回のプロフェッショナルケアを
徹底している結果
虫歯も歯周病もコントロールされ
残された原因が歯の破折による抜歯という結果になっています。

では抜いた後はどうなるのでしょうか?

抜いた後の穴底の骨からは血液
側面の骨からも血液が出てきて
そこに成長因子(造骨細胞)が入ってきて
骨になっていこうとします。


ただしこのままだと
抜いた後の穴の底の方にしか血液が溜まらないので
底の方にしか骨はできて来ません。

ここに人工のカサブタの素を入れてあげると
カサブタの素を足場に
血液は抜いた後の穴の上の方まで浸潤し
骨を作る成長因子(造骨細胞)は
抜いた後の穴の上の方まで上がります。
この足場をもとに幼弱な骨ができ
次第にカサブタの素を骨と置き換えながら
抜いた時に近いところまで骨ができてきます。

逆に抜いた後、
上のほうの尖った骨はどうなるでしょうか?


口の中はいろんな雑菌が入ってきて
体の中で一番汚い場所です。
体は自分を守るため
粘膜の表面積をできるだけ減らそうとします。
骨の出っ張った部分は凹ませ
凹んだ部分は膨らませ
できるだけ表面積を少なくしょうとします。

このとき、出っ張って尖った部分は
破骨細胞という骨を溶かしていく細胞によって攻撃され
尖った部分はだんだん壊されて
低く平らになっていきます。
抜いた穴の底は血液が盛り上がり骨になり
高いところは骨が溶け
できるだけ粘膜の表面積を減らそうとするのです。

こうして3ヵ月もすると
表面はツルッとした粘膜に覆われ
表面積は最小になります。
粘膜の中の幼弱な骨の細胞は
さらに6ヵ月ほどかけて
正常な骨の組織に成熟していきます。

人の体は自らの体を守るため
このように素晴らしいメカニズムを持っていますが
1番は自分の歯を失わないように
セルフケアとプロフェッショナルケアを
続けることだと思います。


次号2025年9月号も
ぜひ読んでくださいね!!!
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